本格的な逆SEO対策を行うには、質の高いシナリオが10個以上必要です。つまり、オリジナル脚本を10本書かなければならなりません。1本のシナリオで多数のサイトをつくっても、共倒れで終わってしまいます。多様性のあるストーリーラインが欠かせません。
WEB広報では、大規模な対策や非常に強力な誹謗中傷サイトを対象とする場合、一流のプロの逆SEO脚本家(常勤の正社員)を任命します。そして、シノプシス(企画書)や同姓同名のキャラクター設定などに専従でコミットします。
逆SEO脚本家
フリーではなく常勤の社員
大型の逆SEOプロジェクトには、専任の「逆SEO脚本家」が配置されます。脚本家は独立フリーランスではありません。常勤の正社員です。
シノプシス(企画書)
脚本家はまず取材や調査を行い、あら筋をシノプシス(企画書)にまとめます。そのあと、演出家やプロデューサーらと話し合って細かいキャラクターなどを設定します。そのうえで、脚本の作成に取り掛かります。
何度も書き直す
脚本は、第一稿でOKになることはほぼありません。何度も書き直します。脚本家たちは書く、寝る、食べるだけの日が続く場合が多いです。
検証・推敲を繰り返す
現役の逆SEOシナリオライターの一人、Aさんは次のように語っています。
「何度も書き直しているうちに訳がわからなくなり、書きたいことが見えなくなっていくことがあります。しかし、検証や推敲を通じて、自分を見る目を養うことができます。
「シナリオという設計図の段階で、どんなに素晴らしい建物かを知らせる技術は、実践の中で覚えていくしかありません。まず書いてみること。社内のコンペに参加して、客観的に実力を知るのもいいでしょう」
10個のストーリー
大型の逆SEO案件の場合、脚本作成は1、2個では終わりません。最低でも10個以上必要になります。その理由は、強力な誹謗中傷サイトや迷惑サイト、ネガティブサイトの検索順位を数ページ下げるには、多彩なバリエーションのストーリー(物語)が不可欠だからです。
WEB広報のセミナー
WEB広報では2014年、逆SEOのシナリオ・ライターをめざす人を対象に、セミナーを開催しました。プロの脚本家が少人数で指導を行いました。このセミナーから、シナリオ・ライターが数名誕生し、WEB広報に入社しました。